東大阪繊維研究所『LINEN KNIT POLO』

4/25(金)より東大阪繊維研究所のリネンニットポロの販売がスタートしました。
東大阪繊維研究所のニット製品は昨年の冬もウールセーターがリリースされましたが、ニットのみ生産は中国の工場でおこなっておりました。
今回のモデルは生産工場を日本に移した初めての製品、2月の展示会でネイビーのサンプルは見せてもらいとてもカッコよくできていたので納品をとても楽しみにしておりました。
それから2ヶ月、GWを前に製品3色がフルサイズで入荷。
早速製品をチェックしてみましたが、とてもカッコよく仕上がっておりました。
では製品詳細。
今回使用するリネンの原料はフランス・ノルマンディー産の一等亜麻。
一等亜麻とは亜麻(リネン)の原料となるフラックスという植物の繊維の中でも、特に品質が高いと評価されたものを指します。
特徴としては以下の通り。
- 繊維が長く、細い: これにより、紡績した際に滑らかで光沢のある、肌触りの良い糸を作ることができます。
- 均一性が高い: 繊維の太さや質が均一であるため、ムラのない美しい生地に仕上がります。
- 不純物が少ない: 夾雑物が少ないため、染色などの加工もしやすく、製品の品質を高めます。
一等亜麻から作られたリネン製品は、柔らかく、しなやかで、上品な光沢感があり高級な衣料品や寝具などに用いられます。
その一等亜麻を水に濡らした状態で紡績するウエットスピニング(湿潤紡績)リネンを使用。
毛羽立ちが少なく光沢のある滑らかな糸を東大阪繊維研究所がヨレや歪みを抑えるゼロトルク®︎で撚糸。(この製法で撚糸された糸で作った製品はご自宅での洗濯が可能、ただしタンブラーはNG)
とまぁ、ここまでが使用する糸の説明です。
その上質な糸を国内のニット工場で製品化、当然工場のレベルによって製品の仕上がりはかなり変わりますが、製品を一目見てわかるくらい綺麗に仕上がっています。
特にポロシャツの肝となる襟のデザインも仕上がりも完璧、トップ画像のように首周りを美しく演出してくれます。
デザインは極めてシンプル、襟と袖口、裾をリブ地で切り替えたニットポロ。
カットソーのポロは裾をリブで締めず、開放的でスポーティーな印象に対して、ニットポロは袖口や裾をリブで締めたトラディショナルな仕上げ。
スラックスなど夏の綺麗めのコーディネートにはニットポロは欠かせません。
話は前後しますが、リネンのニットと聞くと『チクチクするのが苦手』と言われる方も多いのですが、ウェットスピニングで紡績されたリネンは水とペクチンの効果で繊維が密着し毛羽が抑えられるため、ドライで清涼感のある肌触りになります。
ほかにも低温染色で繊維を傷つけない工夫が凝らされていたり、別々に染めた複数のカラーを撚り合わせたミックストーンで深みのある色に仕上げたり・・・シンプルなソリッドカラーのニットポロに見えて、たくさんの見所がある商品です。
少量入荷なのですでに欠品も出てますが、サイズの合う方はぜひご検討ください。
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