東大阪繊維研究所『REBOOT VINTAGE code02』

今回は東大阪繊維研究所の新作パーカーの紹介です。

『スウェットパーカーが39,600円!?』ちょっと驚かれますよね、ショップでも商品を広げて値段を見た瞬間お客様の顔が凍りつくのを何回も見ました。

見た目はシンプルなパーカーですが中身は糸からパーツまで全てこだわって作ったスペシャルアイテム、中身の説明に入る前に商品名の由来から。

『REBOOT VINTEGE code02』なんだか難しいタイトルの商品ですが意味は『ビンテージの概念を再構築して作り上げる企画』だそうです。

第1弾は2024夏にリリースしたホワイトTシャツ、第2弾の今回は秋冬の定番アイテム”パーカー”というわけです。

では中身の説明です、使用する生地は伸縮性を重視して編み立てた12オンスの極厚天竺生地『モンスターオンス』、糸はもちろん柔らかく光沢のある高級な超長綿。

動きやすさを追求したやや緩めのボディにボリュームのあるフード、ポケットは目立たないようサイドにシームポケットを配置しています。

袖口と裾にはボディと同じ糸を使用したタックライン入りの頑丈なオリジナルリブを、ドローコードは生地の色に合わせて作った別注品を使用しています。

『パーカーを美しく着る』をテーマに細部までこだわった逸品。

ビジュアル的には至ってシンプルなパーカーですが、高級糸の柔らかい肌触りと高密度生地独特のハリ感はまず普通の裏毛パーカーでは味わえません。

そうなんですこのパーカーは裏毛ではないんです、裏毛とは生地の裏面がパイル状のループになっている生地、吸水性に優れたこの裏毛素材は”スウェット”とも呼ばれトレーナーやパーカーなどに採用されることが多い素材。

対してこの素材に使用している『天竺』とは表も裏も同じ編み地『平編み』とも呼ばれTシャツなどに使用される素材。

パーカーにするなら吸水性の良い裏毛の方が良いのでは?と思いますよね、確かにその通りなんですがそれではわざわざ東大阪繊維研究所が作るまでもない。

天竺生地で裏毛のような厚みのある生地を作るには太番手の糸を使う必要がありますが、通常太番手糸は落ち綿などが入った品質の低いものが多くガサガサとしたハードな着心地になってしまう、それを解消するためにまず高級な細番手の超長綿を何本も撚り合わせて太番手の糸を作るところからスタート。

そうして作った太番手の糸をギッシリと限界まで度詰で編み立てることで柔らかく独特の光沢と膨らみを持った厚手の天竺生地『モンスターオンス』が完成。

次いで同じ糸を使用しリブを作成、これもまた度詰に編み立てられ耐久性に優れた別注品。

ちなみに東大阪繊維研究所のリブは一本ずつ編み立てられており、通常の生地をカットして作るリブとは違い製作枚数分のみ作られているので生地のあまりや廃棄物が出さないエコな製品作りとも言えます。

ここまで素材にこだわれば高価になるのもご理解いただけるかと・・・さらにこの商品の生産枚数は通常のTシャツよりかなり少なく量産のミニマムロットのみとのこと。

高級糸をふんだんに使用し少量のみ作られた限定アイテムとも言えるパーカー、販売価格を気にしていては絶対に作れないアイテムなのです。

糸の加工、撚糸を得意とするこのブランドだからこそ作れる『ラグジュアリー&タフ』な素材であり、糸から作れるからこそ出せる特殊なカラー、この要素があれば余分なデザインは必要とせず素材の良さとカラーだけで十分満足いただけると思います。

ファクトリーブランドのスタンダードアイテムは一昔前のピチピチシルエットのものを見かけますが、東大阪繊維研究所のパーカーはアームホールや肩周り、ボディにゆとりを持たせた新しいパターンを採用、決してルーズにならず大人のキレイ目コーディネートに使えるようデザインされています。

確かにカットソーのパーカーに4万は高額ですがヨレとヘタリが少ない生地やリブは長期間の着用が可能、着用と洗濯を繰り返すことで少しづつ表面が起毛していきビンテージの風合いに変化していくエイジングも楽しめます。

価格以上の着心地と使い心地が味わえる東大阪繊維研究所の唯一無二のスペシャルアイテム、パーカー好きなら絶対持っていおきたい1着です。

在庫もかなり少ないのでお早めに!